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ICカード

ICカードはチップカードとも言われ、情報(データ)の記録や演算をするためにICチップを組み込んだもののことです。中でも自立的な処理機能を持つものはスマートカード (smart card)、すなわち賢いカードとも呼ばれています。半導体メモリ(RAM、ROM、EEPROM)を組み込む事により、従来の磁気ストライプカードと比べ情報量が数十倍から数千倍になり、さらにCPUやコプロセッサなどを組み込めばカード内部で情報処理が可能になるという特徴があります。
ICカードは、日本では1970年に有村国孝が発明しました。フランスでもローラン・モレノが発明しています。また、凸版印刷が1983年にICチップインカードを、東芝が1984年にICカードを、ルネサス(日立)が1985年にICカードマイコン(HD65901)をそれぞれ開発。ソニーは1988年から非接触ICカードの研究開発に着手していました。
ICカードを機能によって分けると4分類されます。1.メモリー(メモリのみ、ヒューズメモリ)使い捨てのプリペイドなど。2.ロジック付き(アクセス制御機能などを装備) 3.CPU搭載 4.その他(専用コプロなど) です。CPUを搭載して単体で演算能力を持つものは、1970年代後半に登場しました。
ICカードが使われているのは、公衆電話、携帯電話、デジタル放送などです。公衆電話に関しては、あまり利用者がいなかったために、2006年3月までに全てのものが利用者の多かったものだけ磁気カード式公衆電話に置き換えられました。
ICカードは、その後、電子マネーへの導入、決済手段の融合、交通分野での導入へと進んでいきました。日本の鉄道分野では、よく知られていますね。1996年頃に「汎用電子乗車券技術研究組合」が設立されて、技術検討や実証実験が行われ、その後、JRや私鉄などでの導入が進みました。

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