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バリアフリー

バリアフリーという言葉は、随分定着してきましたね。広義の対象者としては障害者を含む高齢者等の社会生活弱者、狭義の対象者としては障害者が社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害(障碍)や精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた状態のことをいいます。一般的には障害者が利用する上での障壁が取り除かれた状態として広く使われています。
バリアフリーというのは、どれほどの障害が取り除かれているのでしょうか。健常者から見ると完全に見えるものでも、障害者やお年寄りにしてみれば、欠点だらけということがよくあります。障害者のための国際シンボルマークはご存じですね。緑色で車いすに乗った人のマークのことです。
バリアフリーとにするとき段差をなくせばよいという感覚がなきにしもあらずなのですが、段差がなくても溝があったら、それはもう障害者にとっては障害になりかねないのです。例えば、エレベーター。障害者用のマークが付いているところのドアが、広くゆっくりと出入りできるように長い時間空いています。ドアの溝に杖下は入り込んでしまって身動きとれなくなっているお年寄りを見たことがあります。また、車いすの車輪が、まっすぐ向いていなかったため、溝に車輪が突っかかってなかなか乗れなくなっている人を見たことがあります。
バリアフリーとは、単に障害を除くと言うことではなく、私たち健常者が、そういう場面や障害者の方たちを意識することによってこそ、始めてその言葉が成り立つのではないでしょうか?人も物も親切でなくては成り立たない物だと思います。
バリアフリーのトイレは現在はほとんどのトイレに設置されています。ドアも開けやすいし広くて入りやすいです。手すりも付いています。入ったことありますか?便座に座ってみたことありますか?便座の高さ一つにとっても、障害者やお年寄りにとってはとても重要なのです。手すりが付いているから安全ではありません。足の不自由な人が便座に座ろうとしたときに低ければ低いほど手の力が必要になって来ます。足の悪い人は手の力だけが頼りですから、力のないお年寄りにとっては、大変です。
バリアフリーは、健常者やお年寄りの方に意見を聞きながら、設計しなくては意味がありません。健常者から見て「こんな事が?」と思うようなことが障害になってしまいます。気がつかない障害は山ほどあるのです。

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