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アルツハイマーの治療
アルツハイマーの治療は、現在日本では、アセチルコリンを増やすドネペジル(アリセプト)という薬を使った治療が行われています。痴呆症は脳内の神経伝達物質アセチルコリンの濃度低下が原因の一つとされています。この他にも実験として、アセチルコリンを分泌する細胞を脳に移植することも行われています。
アルツハイマーの治療であるアリセプトはエーザイによると、アリセプトはアセチルコリンを破壊する物質の働きを阻害し、脳内のアセチルコリン濃度の低下を防ぐ働きがるので、根本的な治療はできないが、軽,中度のアルツハイマー症に対しては進行を遅らせる効果が期待できるとしています。
アルツハイマーの治療として、βアミロイド蛋白の沈着が、脳に溜まらないようにする研究や、取り除く研究も進められています。発症症すると 脳にβ(ベータ)アミロイドという蛋白質が溜まり、大脳皮質などに老人斑が形成されます。このβアミロイド蛋白の沈着が病気を引き起こす原因とされているからです。
アルツハイマーの治療の研究は、日本国内でも遺伝子を用いたDNAワクチンなど、いくつかのワクチン研究開発されています。DNAワクチンは、投与するときに免疫賦活剤を必要としません。また、一回投与すれば、長時間体内にワクチンがとどまり、ゆっくりと効き目が起こります。結果的に、過剰な免疫反応を避けることができ、副作用が起こりにくいというものですが、一般商品化までにはまだ数年かかるとされています。
アルツハイマーの治療はアメリカでは、今後10年以内に、現実性のある診断および治療法が生まれると予測しています。米ピッツバーグ大学のWilliam E. Klunk博士らは先ごろ、アミロイド斑に粘着して陽電子放射型断層撮影法(PET)での視覚化および測定を可能にするピッツバーグ化合物-B(PIB)を初めて開発しました。
アルツハイマーの治療において、存在するアミロイドの量を監視できるようになったことは、アミロイドが脳細胞を損傷するメカニズムの解明のみならず、脳からアミロイド斑を取り除く新しい薬物療法の効果の評価に役立つということになります。